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ボラカイ島閉鎖について

boracay closure 2018

参考記事:

http://www.manila-shimbun.com/category/society/news236949.html

 


フィリピンのドゥテルテ大統領は4日、違法建築からの排水などによる環境破壊が問題となっている国内有数の観光地、ボラカイ島(アクラン州)を、4月26日から半年間閉鎖することを決定。

ボラカイ閉鎖が決定になり弊社もそれに
伴いホームページ内のボラカイページを一時閉鎖致します。

解放の見通しが分かり次第にホームページにアップ致します。


4月6日 ボラカイ情報

大統領府は4日夜、環境対策のためビサヤ地方ボラカイ島への観光客の立ち入りを4月26日から半年間禁止し、事実上、島を閉鎖すると明らかにした。シマツ環境天然資源長官ら3長官からの提言を、同日午後実施された閣議で承認した。島の閉鎖で経済的打撃が懸念される中、半年間の集中的な下水処理工事などで、政府は抜本的な環境対策を行う。

抜本的な排水整備へ
大統領府や観光、内務自治両省などが5日に行った会見によると、ボラカイ島には近く被災地宣言が出され、最大10月26日までの閉鎖を予定している。ただ、早ければ3、4カ月で段階的に一部再開も目指すとしている。

対策の主要内容は(1)排水処理施設の整備(2)100軒以上あるとされる違法に自然保護地区に建つホテルなどの取り壊し(3)島の観光客の収容能力の精査と、再開後の観光客数制限の策定──など。

ボラカイ島をめぐる問題は、2月に大統領が汚染状況を実際に視察し「汚水溜め」と発言したことから始まった。

観光インフラ企業経済区庁(TIEZA)は2014年から排水ポンプ整備などを行い、1月には3カ年計画の下水道整備工事開始を発表していたが、今回の閉鎖で同工事の加速化や追加工事などが行われるもよう。


観光業への影響
閉鎖は比の学校が夏休みとなり、国内観光客も多い季節とも重なるため、ホテルなど地元観光業は大きな経済的打撃を受ける。ホテルは既に閉鎖期間の予約受付停止やキャンセル対応に追われている。

毎年メーデーの週末に行われる比有数の巨大音楽イベント「ラボラカイ」など島で実施予定だったイベントも全てキャンセルとなる。

フィリピン航空やセブパシフィック、エアアジアなど航空会社各社は5日、閉鎖期間中のカティクラン、カリボ両空港への大幅減便を発表。各社とも欠航される便を予約していた利用客には、払い戻しやフライト変更などに応じるとしている。ボラカイへの減便の代わりに、他の観光地へのフライトが増便される。

観光業への打撃を懸念する声に対しアレグレ観光次官補は同日の会見で「天国とも呼ばれたボラカイを取り戻すためにも閉鎖は必須の対策。再開後にはさらに多くの観光客が訪問することを政府は確信している」と話した。

労働者を支援
閉鎖により収入を失う労働者は計3万6千人に上ると推計されている。大統領府は、労働雇用省や社会福祉開発省、自治体と協力し、失業者支援を行うと明言した。被災地宣言が出された自治体で活用が可能になる災害準備基金などを失業者の支援金とし、約20億ペソの支給が可能という。